プロフィール
■活動履歴
平成 7年 広告プランナーとして独立。
平成18年 フラワーエッセンスをきっかけに、ヒーリング、瞑想
ホリスティック医学の考え方 などについて学び始める。
平成22年 山形県農林水産部新農業推進課「やまがた食育検定委員会」
ならびに山形市農林部農政課「山形市地産
地消の店認定委員会」など山形の食に関わる委員を担当。
「環境技術専門学校」でスローフード、自己表現や企画の立て方に関する講師を担当。
平成23年 「東日本環境防災専門校」にて講師を兼任。
「ヒーリングセンター&カフェ クレストン」にて瞑想会をスタート。
平成24年 「そらいろショップ」にて瞑想会をスタート
チャレンジのきっかけ
先天性胆道拡張症(総胆管嚢腫)で生まれ、3歳から発症し、小学6年生までの間に計5回の手術を受ける。20歳までしか生きられないかも」という漠然とした不安や暗さもあってか、小学生の頃はいじめの体験もあり、中学時代まではやや内気な性格で過ごす。22歳のときに、先天性胆道拡張症の中で500人に一人くらいが再発するといわれる肝内結石になり6回目の手術を受ける。術後「あと1日病院に来るのが遅かったら死んでたよ。」と医師に苦笑いされ、一度退院するも輸血が原因で急性肝炎になり再入院。
東京での仕事を辞めて山形へ帰省。約1年間の自宅療養の後、広告の制作会社でコピーライターとして5年ほど勤務する。
倒産をきっかけにプランナーとして独立。各企業、店舗等の広告に関わる企画や、情報誌の企画・編集、ライター、スタイリストなどを手がける。
「取材の仕事を通して、あらためて山形の食文化のすばらしさを実感しました。自分自身も健康になりたかったので、地産地消や自然療法、エコロロジーな暮らしを心がけるようになったんです。」
スローフード山形の団体に所属し、食と暮らし、環境問題に関する講演活動や、vigoFMのラジオパーソナリティーとして情報を発信。
代替医療の1つであるフラワーエッセンスと出会い、身体と心のつながり、東洋医療やホリスティック(総合)医学への関心が高まる。
「大きく心の変化があったのは、昨年(平成23年)鎌仲ひとみ監督の原発問題を取り上げたドキュメンタリー映画『ミツバチの羽音と地球の回転』 と、『六ヶ所村ラプソディ』『ヒバクシャー世界の終わりにー』を観たときです。『ヒバクシャ』では、湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾によって白血病になった子ども達、広島の原爆投下後、微量の放射能がもたらす危険性など、一般の報道からは分からない実態が取り上げられています。」
「私が最初に環境問題に関心を持つようになったのはチェルノブイリの原発が爆発したときだったので、3.11の東日本大震災後、これからの日本はどうなっていくのだろうと思いました。子どもたちの身にチェルノブイリと同じような不幸は起きてほしくない。『ヒバクシャ』の中で、ケイシー・ルードという人物が、気功をしているシーンがでてきます。気功によって自分の心の声を聞き、直観に従って生きる大切さを語っているのですが、土地の浄化をしているようにもみえました。」
個人の意識が問われる時代になった今、自分を内観する大切さやホリスティックの学びを深め、伝えていく活動がしたいと思うようになったという。
チャレンジの道のり
現在は企画や執筆の仕事をしながら、プラクティショナー(*1)としてスタートしたばかり。新たなジャンルへ取り組みはじめたことでの不安もあった。はたして生活が成り立つのか。
「これまでもプランナーって何をする人なの?と聞かれることが度々ありましたが、ますます不明瞭な感じになっていきそうだし、収入も半分以下になっています(苦笑)。約17年前、フリーランスとして独立したとき、周囲からは山形では無理だろうと言われ、賛成してくれたのは両親だけでした。
それでもなんとかやってこられたし、この先の寿命がどのくらいか分かりませんが、人生の折り返し地点は確実に過ぎたので、私が生まれてからの道のりで学んだことや体験してきたことをぎゅっとまとめて、いろんなかたちにしていけたらって思うんです。」
(*1)クライアントと話をしながら手助けする人、実践家。
現在の活動内容
個人セッションや瞑想を取り入れたワークショップ、「新月」と「満月」また「上弦・下弦の月」などに瞑想会を開催。
「瞑想も目的によってさまざまな方法があります。基本は普段の生活でバランスを失いがちな自律神経の安定をうながして、心身の健康状態を整えたり、自分の内面と向き合ったりしていきます。参加されている方からは、ゆったりと気持ちいい時間を過ごせたとか、落ち着いて物ごとに取り組めるようになったなどの感想をいただいています。」
今年(2012年)の4月には、ニューヨークで開催している瞑想のワークショップに参加してくるそうで、自分なりの方法や工夫を加えて新しいプログラムを思案中だ。
今後の目標・メッセージ
「西洋医療が補いきれない部分をケアするのが代替医療・補完医療という考え方があります。どちらかを否定して1つの方法を行なうのではなく、状況に応じて患者さん自らが選択できる社会になるのが理想。そのサポートだったり、緩和ケアや子どもたちの手当にも役立てればと思っています。プランナーとしては、企業やお店が競合で勝ち抜く企画ではなく、オーナーや組織自体の個性を見つけだして表現していく、感覚的な部分を提案できたらいいですね。
代替医療や自然療法に興味があれば、食養やマクロビオティック、薬草やアロマテラピーなどの本がでていますから、ご自分やご家族の為に身近で出来る「手当て」を学んでみてはいかがでしょう。」
どんなときも出来るだけ自分に正直に生きたいと語る浅倉さん。
「周りの目を気にしたり、妥協しなけらばならないこともありますが、あのときやってみればよかったって、後で後悔するのが一番悔しいと思うんです。どんな職業であれ、心から取り組めるものを選ぶことが、生きる役目ではないかと自分に言い聞かせています。」