プロフィール
山形県東根市でクリーニング店を経営する傍ら、当時 商工会の女性部長という立場にあり、東根本町地区都市再生整備計画を機に本町地区まちづくり協議会が発足し、まちの賑いワークショップの一団体として立ち上げた。
平成21年 4月
さくらんぼアネッサクラブを設立
女性の立場から、「自分と、お店とまちづくり」をテーマとして、商工会女性部の皆さんと活動を行っている。
活動に参加している店舗は、50数店舗あり東西の商店街(一日町商店街・本町商店街・三日町商店街)が協力し合いながら活動。
花と緑のストリート造り・ストリート美術館などを計画。
商店街のにぎわい作りを目指している。
チャレンジのきっかけ
平成20年の冬、商工会の女性部長という立場の際に本町商店街再生事業の計画のなかでまちづくり交付金が支給されることになり、参考事例を視察するために福島県の会津若松市に研修で訪れた清野さん。その時に女性達で頑張って活動している団体(がんばる商店街77選にも選ばれた 七日町通りまちなみ協議会 アネッサクラブ)を視察・研修に訪れ、当時の会長さんのお話を聞き、「これだったら自分たちでも少しずつでも出来るんじゃないのか。」と思ったという。当時、たまたま商工会の女性部長をしていたため自身が代表というような形で団体を立ち上げたが、自分の力なんて微々たるもので周りの人達からの助け・協力があって設立し活動ができたと語る清野さん。団体名について、お手本とした会津若松市のアネッサクラブからの応援もいただき同名とし、女性の「あねさん」にもかけているのだという。名前だけではなく、活動についても良いお手本としていると話してくれた。
チャレンジの道のり
隣接する商店街「一日町」「本町」「三日町」55店舗での活動と取り組みは任意だったため、当初は各商店、店舗同士のつながりが今ほど強くなかった印象だった。商店街といえば当然、皆さんお店を経営している方々ばかりなので、諸事情で参加出来ない店舗さんもいたという。けれど、その店舗さんの分も、アネッサの仲間や参加してくれた人達と一緒にプランターへ花を植え、店先にお持ちする事で、関わりや絆を強めたと思うと清野さん。
現在の活動内容
「花と緑のストリート作り」において、各店舗が自分たちのお店の前に「花」をプランターなどで飾る活動や、「ストリート美術館」を開催。ストリート美術館開催に関しては、NPO法人でもある『大けやきフォーラム』さんが毎年開催している写生大会と連携した活動(東根のシンボルでもある国指定特別天然記念物の「大けやきのある風景を描こう」写生大会と連携)。その作品を商店街の店先に展示するという活動を実施。以前までは、東根市内のタントクルセンターなどで展示していた。今年で3年目を迎え、今年の開催にも意欲をのぞかせている。
今後の目標・メッセージ
日本一の大けやきのパワーを商店街に呼びこみ、のき先からの活動を持続・継続していくのが目標と伝えてくれた。