■活動履歴/受賞歴

平成１３年　　「キャリ・マミーズ」始動
平成１５年　　新体制 「YAMAGATA SOHOグループ　キャリ･マミーズ」として活動を開始
平成１６年　　「AISOHO企業組合」として運営母体を法人化
　　　　　　　　 「キャリ･マミーズ」をワーカーズ登録部門として組織する
　　　　　　　　ファーラ市民講座「趣味から仕事へ～好きなことを実益にかえた３つの生き方～」パネリスト
平成１７年～ ラジオモンスター「素敵通信club」　母の目線で情報発信
平成１８年　　河北新報「座標」に在宅ワークについてのコラム６回掲載
平成１９年　　朝日町役場主催講座「自分らしいしごととライフスタイル」講師
　　　　　　　　 長井商工会議所主催「想いをカタチに変えるコツ講座」講師
　　　　　　　　 村山総合支庁・雇用能力開発機構主催「地域ビジネス起業交流会」パネリスト
　　　　　　　　 ほか多数

菅野さんは、以前は民間企業の電算室に勤務しシステム開発に携わっていた。しかし、出産を機に退職。その後、１０年間は子育てに専念する毎日を送っていたが、次第に『子育てしながら仕事もしたい』という、子育てと仕事の両立への思いが強くなっていった。そんな中、子育て中に身につけたホームページ制作や画像制作などのスキルを生かし、在宅ワーク・起業という形でその思いを実現することとなった。

活動のスタートは、平成１３年度山形県地域緊急雇用対策SOHO推進事業がきっかけで、子育てや介護などの働きにくい環境の中でも自分らしいワークスタイルを求める女性の集団「キャリ・マミーズ」を始動。平成１５年には、新体制「YAMAGATA　SOHOグループキャリ・マミーズ」として活動を開始。翌年には、より高度で多種多様なニーズに応えるため法人化し、「AISOHO企業組合」を設立した。現在では、３０名前後のSOHOワーカーが在籍し、活動を行っている。

「AISOHO企業組合」の業務内容として挙げられるのが、サイトの企画制作やリニューアル、更新作業を行う「WEB総合プロデュース」。映像の撮影、編集を行う「映像編集」。出版物にかかわる作業を行う「取材・執筆・編集」。テープやICレコーダーなどからの素起こしや整文を行う「テープ起こし」。個人宅、企業などでパソコンの指導にあたる「マナビット（パソコン指導やITサポート）」。その他アンケートの企画・実施、市場調査に関わる業務など行っている。　「専門分野のスペシャリストとしてだけでなく、女性として、母親として、消費者としての視点からの発想を業務にも生かしている。」と語る菅野さん。その視野の広さや、在籍するSOHOワーカー達の技術の多彩さにも驚かされる。

今後の目標は、子どもがいても安心して働ける環境をつくっていくこと。SOHOといえども、顧客との打ち合わせなどで家を空けることもしばしばある。その際、一時的に子どもを預けるところが必要なので、託児所を併設した職場をつくることも将来的に考えている。
今まで支えてくれた他の役員や事務局員、登録メンバーのためにも、さらに会社を発展させていくとともに、在宅ワークと短時間労働を混合させた労働環境を確立していきたい。