保育園ベビィ&キッズ ティコティコ代表
並河智子さん
チャレンジ分野:

プロフィール

■活動履歴

平成13年  自宅で保育園を開業
平成18年  利用者の増加に伴い、米沢総合卸売団地内に「ベビィ&キッズ ティコティコ」を開設

■資格

保育士・幼稚園教諭
セカンドステップ指導員(CFC-J)
タッチケア指導者(日本タッチケア研究会)
おもちゃコンサルタント(NPO法人日本グットトイ委員)
幼児リトミック指導員(NPO法人リトミック研究センター)

 

チャレンジのきっかけ

きっかけは、並河さんが以前幼稚園で主任として働いていた時に、園の運営を任され、自分で企画運営する面白さを知ったことだ。経験を重ね、仕事を吸収していくうちに、開業したいと思うようになり、場所を探していたところ「自宅でできるのではないか?」とある人に言われたことから始まった。

チャレンジの道のり

「小さな子どもを持つお母さん達を支えていきたい」と考えていた並河さんは、平成13年に自宅で保育園を開業した。場所が自宅なのでアットホームな雰囲気で、「くつろげる場所ができた」と好評で年々利用者が増加。移設を検討していた。同じ時期に、協同組合米沢総合卸売センターが卸売団地内に保育施設を検討していた。お互いの思いが一致し、同センターが所有していた土地に施設の建設を行い、並河さんが賃借する形で、保育所を開設することになった。
 職場に近く、残業があってもすぐに迎えに行ける便利さが好評だ。親子で楽しめる講習を開催したりと、幅広い子育て支援事業を展開している。また、企業が福利厚生面の充実を図るため、保育園を設立したいという希望が増えてきたこともあり、並河さんが相談に応じることも多くなった。卸売団地内にこのような施設があることが、イメージアップにもつながっているようだ。

「おもちゃと絵本のビーカブー」 「おもちゃと絵本のピーカブー」では、ヨーロッパ木製玩具・絵本・ロディ・雑貨・保育環境用品・ベビー用品を販売している。
ティコティコでは、たくさんの絵本・児童書を取り扱っている。写真は並河さん

現在の活動内容

活動内容は、米沢総合卸売団地内での保育園運営や、やまがた子育て応援パスポート事業に協賛している市内の化粧品店との保育提携などだ。お母さん達が化粧品選びやエステなどをしている間、お子さんを預かり、お母さん自身のゆとりの時間を持てるように支援している。ベビーシッターサービスや、産後間もないお母さんをサポートする新生児ケアも行っている。

また、子どもの育成のために積極的に活動している。おもちゃコンサルタントの資格を活かし、NPO法人日本グッド・トイ委員会後援の子育て広場「おもちゃの広場」を開催したり、おもちゃや遊びにに関する講座を行なっている。その他、タッチケア講習・セカンドステップの指導・リトミックの指導や英語教室も行なっている。

タッチケア講習は、赤ちゃんにベビーマッサージをすることで、赤ちゃんの発育を促し、親子の絆を深めていくという目的で行っている。 そしてセカンドステップとは、子どもが自分の感情をコントロールし、相手に自分の気持ちを伝え、円滑なコミュニケーションを取ることができるようになる、米国生まれのプログラムのことだ。リトミック教室では音楽に合わせて体を動かすことにより、感じる心を育て、集中力や表現力を養っていくことを目的とした音楽教育法を行っている。

今後の目標・メッセージ

今後の目標は、これからも、子育て中のお母さんの支えになること。保育園の定員を増やして、希望する人を受け入れられるように検討している。「女性の働きやすい環境づくりに貢献して、さらに、子どもを持つ全ての大人が充実した日々を送れるように支援できる場所を目指していきたい。」と並河さん。

(平成21年2月取材)