つどいの広場・チャレンジショップ運営
特定非営利活動法人にこっと(ニコママショップ)
チャレンジ分野:

プロフィール

■活動履歴

平成16年9月 特定非営利活動法人格取得。

■主な活動

活動地域は庄内地方。
親子で自由に遊べる「にこっと広場」の運営や、一時保育、ベビーシッターサービス、イベント託児の運営を行っているほか、育児情報紙を発行している。現在の会員数は16名。

チャレンジのきっかけ

子育てや育児には様々な支援が不可欠である。社会全体で子育てしている家族を支えなくてはならない。しかし、少子化の原因にもなっている、母親達が抱えている不安。それは、「子どもができたら、仕事を辞めなくてはならなかったり、キャリアを捨てることにならないだろうか?自分の居場所があって復帰できるのだろうか?」という不安だ。実際、いろんな特技や技術を持っているけれど、子育ての為に一時中断している母親がいっぱいいるのだという。そんな母親達の為に「子育て中の喜びや悩みを共有しよう」と独自に子育て支援活動を始めたのがきっかけだ。

チャレンジの道のり

最初、代表の片桐晃子さんが5~6人の有志と集まって、育児情報紙を発行していた。平成16年7月には、ダイエー酒田店3階に一時託児室をオープン。同年9月、特定非営利活動法人格を取得した。この時期、酒田市から声がかかり、平成17年8月に現場所に移った。以来、保育事業のほか、つどいの広場事業、「ニコママショップ」の運営にまで発展した。

チャレンジショップの母親手作りの小物
一時保育の様子

現在の活動内容

現在の活動内容は、広場事業として、親子が自由に集える「あそびのひろば」を運営している。受付用紙に必要事項を記入するだけで、何時間でも利用可能になる。また、育児についての困り事相談にのっている。お母さん達が肩の力を抜いて、”にこっと”笑顔に戻れる場所を目指している。そのほか、特別講座、勉強会も開催している。編み物教室や英語教室など各種講座では、スキルを持つ母親に講師を担当してもらうことも多い。 保育事業としては、一時保育・イベント託児・ベビーシッターの派遣を行い、毎月、「作ってあそぼう!」「絵本のよみきかせと販売会」「お誕生会」「成長記録会」のイベントの開催を行っている。 チャレンジショップでは母親手作りの小物やお菓子を展示販売する「ニコママショップ」でお母さんの社会参加を後押ししている。育児情報紙の発行も継続中だ。

今後の目標・メッセージ

多様化している社会が必要とする子育て支援を行い、子育てと仕事を両立させる生活基盤の構築に寄与することを目標としている。特に再就職支援に力を入れていき、現在、仕事に就いていない母親達の優れたスキルを生かし、社会に貢献できればと願っている。また、ニコママショップでは、商店街活性化のため空き店舗を借り、その場所で製作コーナーを設け、即売ができるようにしたいという目標も持っている。

代表の片桐晃子さんは、「頭で考えていても進みません。話を聞いてくれる人が必ずいます。声に出して、態度を示し、まず行動してみましょう。育児の合間に息抜きしたい方、悩みがある方、親子で遊べる場所を探している方には気軽に立ち寄って欲しいです。」と自身の体験も交えて語ってくれた。

(平成21年2月取材)