プロフィール
■団体履歴
平成14年12月 任意団体サポート唯を設立
DV被害者支援等の活動を始める。
平成16年5月 特定非営利活動法人サポート唯として法人格取得
食と農及び食育等への支援活動を始める。
平成20年 「おやこ星」の活動や県内各地の女性達の活動支援
チャレンジのきっかけ
現代女性が個人として尊重されるべき、また、自立して生きにくいと感じているなど、さまざまな女性特有の悩みや課題を解決するために任意団体サポート唯を設立した。その後、任意団体では出来ない活動をより一層充実させるために平成16年5月に法人格を取得し、特定非営利活動法人サポート唯とした。サポート唯とは、「みんながかけがえのない唯一の存在」と「相互扶助の結い」という意味もある。 設立以来、DV被害者支援やひとり親家庭への支援、食や農の安全・食育に関する講座・研修、女性の精神的・身体的自立支援、男女共同参画社会の普及啓発などを始める。 現在では、サポート唯の趣旨に賛同している「ゆいネットワーク」の多数の会員により、自立した運営を継続している。
現在の活動内容
生活していく上で、全ての人が自立していきいきと暮らしやすいまちづくりを目指し、各事業に関わる調査研究や研修、政策提言懇談会などを主として活動している。 具体的には、DV被害者支援事業としては寸劇によるDV防止啓発セミナーやワークショップを開催している。県内各地を「サポート唯一座」が周り、迫真の演技で大拍手があがるほど。また、ひとり親家庭の情報交換や研修等を行う団体「おやこ星」の活動支援を行なっている。 食の支援事業としては市民や子どものための食育講座、地産地消の食材や料理を学ぶ研修会や試食会、関連シンポジウムの開催などを行なっている。郷土料理の伝承から食べ物の好き嫌いをなくす方法まで、あらゆる要望に応えて行なっている出前講座もその一つだ。
男女共同参画事業としては、男性を対象とした料理教室やスキルアップ講座を行なっている、また女性の視点が生かされるように、もっと女性が意見を述べられるように山形県議会議員の方々との懇談の場となる政策提言塾を開催している。 そのほか、DVに関する電話相談を受け付けていたり、またその相談員の養成講座も定期的に行なっている。精神的ケアの場として”癒しの部屋”を運営するなど活動の幅が広がってきている。
今後の目標・メッセージ
代表の須藤路子さんは、「山形でNPOに関わって10年以上となり、その間、様々な考えに出会い、触れ、時には議論して、多くの感動を受けたり、多くの思い、価値観があるのだと感じた」と言う。これらの経験を生かし、近年は他団体との連携を積極的に行なうべく、山形県NPO支援センター利用団体連絡協議会等に参加している。今後は様々な場を通して他分野の活動情報を入手し、行政では実現しにくいことや、活動分野を超えた公益サービスを模索しながら、さらなる進化・深化をしていきたい。民間団体としての特性を発揮できるより達成度の高い事業の創出を目指している。