プロフィール
会員数81名(平成19年4月)
平成 5年 山形グリーンライフ女性の会結成
平成10年 第1期「グリーンライフの森」の造成
平成14年 湧水・清水のガイドブック「ふるさとの森と水」を自費出版(1,000部)
東南村山地区植樹祭緑化功労者表彰 東南村山林業振興協議会 会長賞受賞
平成15年 第2期「グリーンライフの森」の造成 第1回森のコンサート開催
第51回東北・北海道地区緑化推進大会 緑化功労者表彰 会長賞受賞
平成19年 山形県男女共同参画社会づくり功労者等知事表彰「チャレンジ賞」受賞
チャレンジのきっかけ
少子化による人口減少や山村での過疎化が進行している中、当時の山形地方森林組合長が「緑は、郷土を培い、文化を育み、地球を救う。森林を豊かなものにするには、女性の協力が何よりも必要」との思いから、ボランティア活動を通じた森林・林業分野への女性の参画を呼びかけたことがきっかけ。
ほとんどの人が森林・林業の分野では素人だったが、その趣旨に賛同した54名のふるさとの自然を愛する女性たちが集結した。
チャレンジの道のり
従来から男性中心であった森林・林業の分野に女性が参画するために、まず身近なところから活動を始めた。街頭募金活動に始まり、県や市の植樹祭、育樹祭、クリーン運動などに積極的に参加するとともに、その合間を縫って、会員自らがアイデアを出し合って企画した研修会を開催し自己研鑽に努めた。
設立5周年、10周年の際には、国有林・市有林に「グリーンライフ の森」を造成し、以後毎年下刈り作業を行うなど、林業家からの協力を得ながらも会員自らがその保育・管理を続けている。
また、人が生きていくために欠かせない「水」と水を生み出す「森」の重要性を学ぶため、平成6年から10年までの5年間にわたり、会員自らの足で東南村山地域54箇所の湧水や清水を調査し、その活動成果をまとめたガイドブック「ふるさとの森と水」を自費出版した。
さらに、平成16年には山形市在住の外国人の方々を招き、「緑のシンポジウム~緑化の推進に係る国際協力に向けて~」を開催し、緑の国際交流にも取り組んできた。
現在の活動内容
現在は、山形市、上山市、天童市、中山町、山辺町の3市2町の出身者を中心に81名の会員で活動している。活動の内容は、主に「グリーンライフの森」の下刈りや身近に森林の大切さや豊かさを感じてもらうために企画している「森のコンサート」、各種研修会など。
これらの活動を通した他の森林ボランティア団体との交流がきっかけで、平成19年7月に村山地域の森林ボランティア団体のネットワークが立ち上がり、少しずつ森林ボランティア活動が広がりを見せている。
今後の目標・メッセージ
「育てよう あなたの手で 大地を」をテーマに、多くの人に森林の大切さや豊かさを伝えたい。 そして、若い世代の参画を図りながら、ふるさとの緑を守り、そのすばらしさを次世代に伝える活動を続けていきたい。