日本丹田呼吸法セラピー協会代表・創始者 ミラクルレインボー・スクール代表
藤 麻美子さん
チャレンジ分野:

プロフィール

日本丹田呼吸法セラピー協会代表・創始者

ミラクルレインボー・スクール代表

丹田呼吸法セラピスト創始者

日本統合医療学会山形県副支部長

レイキ(外気功)テーチャー

華道「小原流」准教授

 

平成21年   ミラクルレインボー・スクール 設立

平成21年5月 丹田呼吸法セラピー 教室開始

平成27年7月 丹田呼吸法セラピスト 育成事業 開始

平成27年10月 日本丹田呼吸法セラピー協会 設立   

チャレンジのきっかけ

 藤さんは、元公立高校教員。その在職中に交通事故に遭い、長期間むち打ち症の後遺症である首の痛みやひどい肩こりと腰痛に悩んだ。通院していても一向に良くならず、また、自身が抱えているひどい腰痛や肩こり、耳の不調、風邪をひきやすい虚弱体質、人間関係の不調和も改善したいと思っていた。

 そこで、さまざまな呼吸法、レイキ、リラクゼーション、ヨガ、内観、物の見方考え方など、10年間学び研究した。いかに効率よく様々な症状を改善し、より良く生きられるかという視点から、藤麻美子式丹田呼吸法や丹田フラダンスを生み出し、同じような悩みを抱えている方に伝えていくようになった。

 丹田呼吸法セラピーの中で行う、ストレッチや体幹運動、アロマや音楽、ダンスは独学で、ダンスと呼吸法との組み合わせをひらめいたのは、ハワイを訪ねた時だった。

チャレンジの道のり

 「元々高校教師で、PRの仕方がわからず、『ユダヤ人大富豪の教え』のなどの著者の本田 健さんに、東京まで経営マインドを学びに行ったんですよ。」

 本田健主宰の『ライフワーク・カウンセラー』という資格を取った藤さんは、仕事を通してよりよく生きるためにはという進路相談などの活動をしながら、県外の人々とつながっていった。また、小林 正観さんの『ものの見方、考え方』を長年学び続けていた。

 2011年に独立した時、日本総合医療学会山形県支部の立ち上げにたまたま関わったことで、統合医療の第一人者であり、医師である川嶋朗氏に出会い、活動を大きく広げるきっかけとなった。

 その後、本を出版し、応援してくれる人が全国に現れた。
 「本田さんの学びをしていく中で、全国各地の大勢の方々とつながりができ、呼吸法を教えてくれないかという依頼がくるようになりました。名古屋、大阪、宮崎などからも呼ばれ、宮崎には眼科医院のスタッフ研修に3回も行くことになったのです。このようなことが、本の出版や「ゆほぴか」(マキノ出版)への掲載につながりました。山形だけではこのような大きな流れにはならなかったと思います。」と藤さん。

現在の活動内容

 丹田は、おへそから握りこぶし一つ分下がったところにある。解剖医学的には存在しないが、心身医学的には体のエネルギーセンター、すなわち、体のつぼのような働きをする。日本の禅や武道、芸道などにおいても丹田、特に「下丹田」を重視していて、別名を、腹、肚と書いて、「はら」と呼び、身心一如の境地に至るための大切なポイントとなっている。

 この丹田を意識しながら行う昔からある呼吸法をしっかり身に付けることで、血圧や血糖値の低下、肩こり・腰痛・膝痛の改善、ウェストひきしめ、気持ちを前向きにする、などが期待できるということを多くの人に知ってもらうため、藤さんは、全国各地で丹田呼吸法の指導をしている。県や市町村、医療大学、企業や倫理法人会などで講義を行い、忙しい毎日を送っている。

 また、1人では、指導にも限りがあるので、現在、教えられる人を育成するための講座も開催するようになり、全国各地から参加者も年々増加してきている。

 そして、「ゆほびか」平成28年2月号では「15秒丹田呼吸法」、4月号では「丹田フラダンス」、8月号では「ハワイの朝日呼吸法」と10ページ以上の特集で掲載された。

 平成28年10月には「毎朝10回の『深い呼吸』で体が変わる」という本を出版。体幹を整える丹田フラダンスも含めた、呼吸法の具体的なやり方をイラスト入りで解説し、実践しやすい内容で、監修は前術の川嶋 朗先生だ。この本は、Amazon(呼吸・気功部門)で第1位になり、発売後、1ヶ月以内に重版され、山形・東京で重版出来(しゅったい)記念パーティーを開催し、その様子はコミュニティ新聞「サンデータイム」にも掲載された。

 
認定式
講座の開催
 
日本生命様にて健康教室
「毎朝10回の『深い呼吸』で体が変わる」
八文字屋北店にて発売イベント
重版出来記念パーティー
重版出来記念パーティー(東京)

今後の目標・メッセージ

 「大勢の丹田呼吸法のセラピストを育成し、全国に活動拠点を設けたい。今後もハワイでの呼吸法の研修会を毎年開催したい。」と藤さん。セラピストマスターは今10名ほどになり、実際に美容業界や病院スタッフの研修講師などでプロとして活動をはじめていて、仕事の依頼が来はじめている。今後のセラピストたちの活動を期待しているとのこと。

 また、呼吸法でも改善しないものがある場合、人間関係の起きていることすべて、鏡として読み解き、見る、つまり『ミラーワールドワーク(藤さんが発案した言葉)=内観風』を受講することによって、心身の健康状態が劇的に改善されるとのこと。 

 これは、ものの見方、考え方を変え、すべての物事に感謝できるようになり、人間関係が劇的に改善、そしてそれとともに、心身の状態も改善されるということ。

 「心身の健康状態が思うように改善しない方のために、呼吸法だけでなく、このミラーワールドワークを、今後大勢の方に伝えていきたい」と藤さん。
 「呼吸法は、いつでも、どこでも、だれにでも始めることができ、自身の大切な心や体を、自分の力で治すことができる。さらには、個人や国の医療費を削減するために、毎日の呼吸を見直してみませんか。」

(平成29年3月取材)